スマートフォンから送信したらなぜか文字化けするので
パソコンからトライしてみることにした。
夏ミカンの花の香りが余りにも素敵なので、我が家のベランダにも登場願う事に
なった。
ガーディニングセンターに求めに出掛けたが、柑橘類は種類がとても多く人気の
高さが
想像できる。結局、我が家では伊予柑になった。夏ミカンは酸っぱすぎて食べら
れないので、
食べて美味しい伊予柑にということである。花の香りから始まったはずなのだが、
例に漏れず、花より団子。でも身近に花があることで面白いことに気がついた。
香りは上に立ち昇るイメージが強いが、伊予柑の香りは重いらしくて、下に淀む様な
気がする。花に鼻先を近づけると当然香るが、真上に離れるとそんなに香らない。
だけど鼻先を花より下に持って行くと、香りが下に淀んでいてそれは濃い香りが
する。
大きな木でしか知らなかったので気が付かなかったのだろう、と一瞬思ったが、
多分花の香りは重くて下に淀むのだろうと思い直した。春浅い頃の沈丁花も薔薇も
香りが重いから拡散せずに固まっていて、ふと動いた一瞬の風に香るのだろう。
ここ4〜5日、出勤途中の歩道に面したなんの変哲もないビルのそばを通る度に
夏ミカンの花の濃い香りに足を止めさせられては木を探しているのだが、見上げ
てもそれらしいものは見当たらず、不思議に感じていた。 恐らくは
そのビルの裏側の家の庭の大きな木から降りてきた、上に拡散せずに濃く淀んだ
重い香りがビルとビルの隙間から押し出されたに違いな い。是非とも確認して
見たいと思っている。それにしても良い香り!