またまた本文が飛んでいた。どうも容量の問題ではなく、別の問題があるような感じである。最近は送信済みのフォルダには写真と本文が残っている。
さて飛んでしまった本文。
鉢植えだが、先日ほうずきを見つけ、何か懐かしい感じがしてシャッターを押した。袋はまだ青い。そう言えば浅草の浅草寺のほうずき市は8月だったかな、7月だったかななどと、ボーッと考えていたのだが、昨晩のNHKのニュースでほうずき市が始まった旨を取り上げていた。かぞえてみると、もう40年も前になるのだが、ほうずき市で売り子のアルバイトをしたことがある。もっとも、本物ではなく海ほうずきだったが。膨らます前の小さなゴム風船のような形で、塩漬けになっていたと思う。今調べてみると、巻貝のたまごの卵嚢とある。それで塩漬けになっていたのだと得心した。両方とも口の中で空気をいれてブーブーといった音を出して遊ぶのだが、小生はやったことがない。友人の代打で売り子をやったのだが、気の効かないアルバイトで、周りにはかなり迷惑を掛けた気がする。
いまだに思い出すのは、着物姿の綺麗どころを二人も連れたお金持ちそうなオヤジが、高々500円位の海ほうずきを値切るので、語気を強めてまけられませんと言い返した事だ。オヤジは鼻白んだ様子で、買わずに立ち去った。
様子を見ていた隣りのラムネ屋から、
「バカだね。ああゆう時は黙ってまけてやるんだよ。そしたら何倍もの祝儀が出るんだから」。粋なやり取りなどとは無縁の、真面目一方の田舎の兄ちゃんだった頃の一コマ。